企業経営理論の試験勉強をすると気になる登場人物2
前回に引き続き企業経営理論の試験勉強の際に出てくる学者さんたちについて簡単にまとめてみたいと思います。
さすが超大国アメリカです。経営戦略の歴史とはアメリカの歴史と言っても過言ではないようです。
ボストンコンサルティンググループ(BCG アメリカの戦略系コンサルファーム)
登場人物を紹介しますと言いながらいきなり組織になってしましたがすみません。
1.試験に出るところ
・製品ライフサイクル
2.どんな組織?
・1963年にアーサー・D・リトル(老舗のアメリカの戦略系コンサルです。)をスピンアウトしたブルース・ヘンダーソン(1915-1922)によりボストンで設立された。
・1966年には2番目の拠点として東京オフィスをジェイムズ・アベグレン(1926-2007)を使い設立し、アメリカ至上主義だった経営コンサル会社がグローバル化するきっかけになった。
・1969年当時入社1年目のリチャード・ロックリッジがPPMのマトリックス図を発明してBCG最大のヒット商品となる。
・現在世界31か国にオフィスをもち約5400人が働いている。
・今や世界上位企業の3分の2はBCGの顧客と言われるほどの超一流戦略系コンサル会社で、慈善事業としてSave The Childrenなどに無償でコンサル提供している。
マイケル・E・ポーター(1947- アメリカ)
1.試験に出るところ
・競争戦略論(5フォースモデル)
・ダイヤモンドモデル(立地の競争優位の源泉)
・戦略3類型
2.どんな人?
・ハーバードビジネススクールMBA取得後、経済学部で博士号取得し、博士論文で5フォースモデルを発表した。
・博士号取得後ハーバードビジネススクールで働き始めるが、当時レアだった経済学部博士号出身者は成果が上げられず苦しみますが1980年に『競争の戦略』により一発逆転し、正教授に就任する。
・ご健在でTEDなどではいまだにプレゼンを聴くことが可能。
最後に
企業経営理論は内容的にも社会人の方には面白いと感じる部分であると思います。私自身も試験勉強をする中で、経営戦略的な部分に非常に興味を持ち、MBAを取得してみたいと夢見るようになりました。
ちなみに今回よく出てきたハーバードビジネススクールは渡航含めた総費用が最低でも1,100万円程度かかるようです。現代の経営戦略論の中心を走り続けてきた最先端拠点で勉強ができると考えれば安いのかもしれません。ちなみに国内でしたら慶應義塾大学ビジネススクールやグロービス経営大学院がおすすめのようで、各校無料セミナーなども行っているため参加してみるのもいいかもしれません。
参考リンク)
グロービス経営大学院(ビジネススクール)|創造と変革のMBA
KBS 慶應義塾大学大学院経営管理研究科 | 慶應義塾大学ビジネス・スクール
面白い取り組みとして海外認証のMBAを通信教育で取得するサービスもあります。マサチューセッツ州立大学は留学不要のカリキュラムがあり、日本と同レベルの費用で海外MBAを取得することが可能です。
参考リンク)
ただいずれの学校にも得意とする領域がありますので、資料請求やセミナー等に参加してじっくり選んだうえで入学することをおすすめします。
最後までお読みいただきありがとうございました。