独学での試験勉強がうまくいく方法
独学でのどうしてもこの試験に合格したい。そう思ってから私は中小企業診断士試験勉強に臨みましたが、そのときに得たノウハウをご紹介したいと思います。
なお具体的なスケジュールの組み方については以下の過去記事をご覧いただければ幸いです。
- テキストは立ってまずはざっと読む
- 問題は解くのではなく暗記する
- ノートにまとめない
- 想定している半分の時間で問題を解いてみる。
- 勉強日記をつける
- 独学の勉強方法が合わないと思ったらすぐに切り替える
- 学んだことを人に教える
テキストは立ってまずはざっと読む
1回のテキスト読みに時間をかけるほど無駄なことはありませんでした。一部の素晴らしい脳の持ち主は初見ですべて理解してしまう方もいらっしゃるようですが、大半はそうではありませんので1回のテキスト読みに時間をかけるのはあまり賢い方法ではありません。立って全体をざっと把握する程度に流し読みし、問題を解いたり、同じテキストを見る回数を増やすように心がけたほうが記憶は定着しやすいです。
問題は解くのではなく暗記する
過去の記事において私はトレーニング問題を3回解くことをお勧めしています。理由は暗記こそが試験合格の一番の近道であると考えるからです。
よく聞くエビングハウスの忘却曲線の理論の通り、短い期間でテキストをざっと読み、3回解くことで記憶が定着してきます。定着後は問題を見るだけで答えがわかるようになりますし、結果として理解も深くなります。そして何より勉強の成果も感じやすいため長続きしやすいです。
ノートにまとめない
試験勉強をしているときれいなノートを作りたくなります。これははっきり言って無駄です。まとめることで手に心地よい疲労感と1枚の絵を描き上げたような充足感を感じますが、それ以外には何にもなりません。
気になったことがあったときはテキストに直接書き込むことをお勧めします。結果として見返す回数も増えますし、試験本番にはテキスト1冊さえ持っていけばいいようになります。
想定している半分の時間で問題を解いてみる。
例えば日々のスピード問題集を解くのに自分の力では2時間かかると思い込んでいらっしゃるようでしたら、1時間で解けないかやってみます。やってみると十秒ちょっとで問題を見てあとは解説をしっかり読むような勉強形態になると思います。勉強方法はそれで良いのです。お時間がない中で無駄にしているつもりはないでしょうか、固定概念にとらわれ無駄になっているものがあります。ピンと緊張感を研ぎ澄まして、密度の濃い勉強時間とするためにも意識してみてください。
勉強日記をつける
その日やったことをつける勉強日記をつけるのもおすすめです。
使い方は寝る5分前にその日やった勉強時間、内容、キーワードを書き込みます。そして朝起きた時に自分が書いたことを読み返し、前日の内容がどれくらい思い出せるか確認します。できれば1月程度が一覧できるような形式の日記帳を購入し、キーワードが目に入るようにしておくのも効果的です。
独学の勉強方法が合わないと思ったらすぐに切り替える
独学でなかなかペースが作れないときはあっさり方法を変えてしまった方が賢い選択です。その試験勉強の内容自体が難しいのではなく、方法が合わないために不合格となるほど悔しいことはありません。
最近では首都圏の資格予備校に通えなくとも、実績のある安い通信講座も出てきております。そのようなサービスをうまく活用することも合格の近道になります。
学んだことを人に教える
実はこれが一番大事だと思います。試験に集中すれば集中するほど周りに構っていられなくなる時もありますが、他者へのアウトプットが自分の理解を高めるには1番良い方法です。他者に教えることで自分の理解が不十分な部分に気づき、また強みに気づくきっかけになります。
独学の場合はなかなか勉強を教え合うということは難しい方も多いかもしれません。その際はツイッターなどSNSで専用アカウントを作り、その日の勉強内容を発信することなど一工夫して発信することもおすすめです。